ニッカウヰスキー80周年のクリエイティブコンセプトは「心を熱くするウイスキー」。
TOYBOXは、ニッカウヰスキー80周年の企画、ブランド戦略、クリエイティブ全般を担当しました。
ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝氏のジャパニーズウイスキーへの情熱と愛情をもう一度伝えたい。それこそがニッカウヰスキーを知ってもらうことだと考え、ひとつひとつのウイスキーや蒸溜所にまつわるストーリーを拾いあげ、それぞれのコンテンツを丁寧に再編集していきました。結果、WEBサイトは全面的に刷新することになりました。
また、六本木ヒルズに期間限定のコンセプトBARである「竹鶴 MUSEUM BAR」をオープン。商品では、80周年にあわせて新ブランド「THE NIKKA 12年」をリリース。同時に限定商品「THE NIKKA 40年」、「アップルブランデー RITA 30年」も発売しました。
TOYBOXとしては、ニッカウヰスキーのブランド戦略から深く関わることができたことで、クリエイティブの範囲を大きく広げることができました。
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ニッカウヰスキー80周年にあわせてリリースされた新ブランドのブレンデッドウイスキー。
モルトベースブレンデッドというユニークなプレミアムブレンデッドウイスキーです。
80周年にあわせてリリースする新ブランドは、ウイスキーの可能性を広げるような新さが欲しい。
挑戦こそがウイスキーを愛する人たちの心に新しい火を灯す。そういう旗印になるようなウイスキーを。
従来のウイスキーの難しそうで、重いイメージを払拭して、解き放たれた自由で新鮮、洗練されたデザインを目指しました。
このウイスキーが持つ、奥深く、重層的な香りと味わいは、過去から現在にいたるまでニッカウヰスキーがつくり出した多彩な原酒が拮抗し、交じり合いながら、美しいバランスを保っています。
その多彩で複雑な味わいをデザインで表現するにあたり、「重なり」をテーマとして進めることにしました。
ボトルデザインの大胆なカッティングは、重なりあう着物の襟元をイメージしながら、新鮮なアシンメトリーを描いています。ガラスには伝統のエンブレムを刻み、大自然への敬意を込めて木笠(コルク)を採用しました。人、自然、時、ウイスキーづくりに関わるすべてが溶けあい、重なりあうようなウイスキーを表現しました。
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ニッカウヰスキー80周年記念に発売した800本限定製造のブレンデッドウイスキー。
ニッカウヰスキー史上最も高額の1本50万円で発売されました。
ブレンダーをして、この商品をつくれたことが幸せだと語るほど、ニッカウヰスキーの歴史すべてが詰まったウイスキー。ニッカウヰスキーが保有する最古の樽で、1945年に蒸溜された残りわずかな原酒や、それに劣らない希少な原酒がブレンドされています。
ボトルに直に刻んだ二匹の狛犬が向かい合う金のエンブレムは、創業者 竹鶴政孝が自ら考案し、ニッカ第1号のウイスキーに配された由緒あるもので、この歴史的シンボルを職人の手で1本ずつ丁寧に刻みこんでいます。
コルクには、役割を終えた貯蔵樽を重ね合わせ成形しました。
伝統の重みを知り、先人に感謝しつつ未来を切り拓く。
デザインに込めたその気概は、堂々とした佇まいに表れています。
商品コンセプト、ネーミング、パッケージ、内封リーフレット、内封グラス、パンフレット、WEB
ニッカウヰスキー80周年記念に発売した1000本限定製造のアップルブランデー。
「RITA」の名は、ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝を支えた妻リタから。
パッケージでは、りんごの果実と花をモチーフに、アップルブランデーならではの華やかな香り、甘美な味わいを表現しました。
ラベルを使用せず、ボトルに直接焼き付けたデザインは、記念品にふさわしい美しい仕上がりになりました。
商品コンセプト、ネーミング、パッケージ、パンフレット、WEB
この物語を知らずに、ウイスキーは語れない。
ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝。彼の夢、挑戦の物語を詰め込んだ期間限定のBAR。
「一人でも多くの日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」。竹鶴政孝の情熱がジャパニーズウイスキーを切り拓きました。店内には、彼の文献や写真、生前の所蔵品などを北海道の博物館やご家族からお借りして配置し、壁面には竹鶴政孝の「言葉」を並べることで、彼のウイスキーへの情熱や信念を感じてもらえるような展示としました。
クリエイティブでは、晩年の写真を使用することが多かった竹鶴政孝を、今回はスコットランドに渡る際のパスポート写真に着彩し復元することで、今までの威厳あるイメージを払拭し、若々しく情熱に溢れる青年竹鶴政孝で表現しました。
TOYBOXとしては、はじめてのイベント企画、店舗デザインとなりました。
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